2024年1月27-28日、清水町制施行60周年記念ジュニア世代ホッケー強化育成事業「トップアスリート・オリンピアンによるホッケートークセッション~first step to dream~」が開催されました。清水町地域交流センターで行われた初日のトークセッションの模様を、香陵ホッケークラブの鈴木重幸会長にレポートしていただきました。
1月27日に、先日案内のあった「トップアスリート・オリンピアンによるホッケートークセッション~first step to dream~」を見学しました。
本イベントは、清水町の町政60周年記念事業のひとつとして、清水町ホッケー協会(会長:杉山龍児氏)が主催したものです。
初日は、清水町地域交流センターで行われ、関義弘町長、秋山浩美副町長、朝倉和也教育長、立川勝彦清水町スポーツ協会会長が来賓として出席されました。
ゲストとして、山水翼瑳選手(ALDER飯能)、坪内萌花選手(ソニーHC BRAVIA Ladies)、田中花歩選手(ソニーHC BRAVIA Ladies)が来られ、田中健太選手(立命館大学ホッケー部ヘッドコーチ)はお子様が生まれたばかりとのことで、リモート参加でした。


第1部は、芹沢晴信清水小学校教諭が質問者になり、ゲストにいろいろな質問をしました。ゲスト全員が共通して口にしていたのが、オランダの1部リーグでプレーするなど海外経験から、言葉では苦労したが、いろいろな国の人と接することで、相手の立場を理解でき、自信の価値観も広がったという事です。
ホッケーの魅力について、各ゲストは以下のようにコメントしていました。
田中健太選手「チームスポーツで、みんなが一体となってプレーできる。スポーツを通じて全国に友達ができる」
山水選手「スピーディーな動きをするスポーツなので、ホッケーを知らない人でも、一度見れば興味を持ってもらえる」
坪内選手「生涯スポーツであり、子どもから老人まで楽しめる。今は知名度が低いけれど、逆に、ここにいるみんなが魅力を伝えられるようになって欲しい」
田中花歩選手「他のスポーツと比べても危険と感じる位ボールスピートがある。体の一部ではないスティックを扱うので、他のスポーツより難しい。そのスティックを自在に使いこなせるので、(他のスポーツに比べ)優越感がある」
前半の最後には、清水町ホッケー協会の歩みをスライドで説明したり、トップアスリートと腕相撲をしたりして、全体的に和やかで楽しい雰囲気の中、進行していきました。
第2部では、参加した小・中学生が3つのグループに分かれて、来場した3選手と個別に対話。子どもたちの質問にトップアスリートが答え、活気ある楽しい時間を過ごしました。
2日目は、清水町総合運動公園で行われ、個々のプレーのアドバイスやトップアスリートが加わって練習試合が行われました。
清水町ホッケー協会は1997年に設立され、2003年のわかふじ国体の会場に清水町が選ばれたこともあり、国体へ向けて本格的に活動を始めました。
同協会ではホッケーの知名度向上のため、
- 町の各種団体にホッケーを体験してもらう
- 町民体育大会の種目にホッケー関連の種目(ホッケーリレーなど)を取り入れてもらう
- ホッケー教室を開催して、広くホッケーを体験してもらう
- 小学校のクラブ活動に取り入れてもらう
- 清水中学校の部活動にしてもらう
- 清水町の「こいのぼりフェスタ」や駅伝大会、町内のお祭りにボランティアとして参加
など、町の支援を受けながら地道なPR活動に努めたそうです。
2024年1月28日
鈴木重幸(香陵ホッケークラブ会長)